日々是好日~日常の出来事と時事ネタ~

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「君の膵臓をたべたい」:命の輝きと青春の痛みを描いた感動作【読書感想文・映画鑑賞】

君の膵臓をたべたい

1. 衝撃的なタイトルと相反する繊細な物語

住野よる著の小説「君の膵臓をたべたい」は、2015年に刊行され、本屋大賞で第2位に選出された青春小説です。衝撃的なタイトルとは裏腹に、繊細な筆致で描かれた物語は多くの読者の心を掴み、累計発行部数100万部を超えるベストセラーとなりました。2017年には実写映画化、2018年にはアニメ映画化もされ、幅広い世代から人気を集めています。

2. あらすじと魅力

物語は、"僕"と呼ばれる無口で孤独な高校生の視点から語られます。ある日、"僕"は病院で一冊の文庫本を拾います。そのタイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトの山内桜良が密かに綴っていた日記帳でした。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて……。

桜良は、明るく前向きな性格で、"僕"を"ドッグ"と呼び、次第に距離を縮めていきます。二人で様々な場所に出かけ、秘密を共有し、互いにかけがえのない存在となっていくのですが……。

この作品の魅力は、何と言っても桜良の生き様です。余命宣告を受けながらも、彼女は明るく前向きに生き、周りの人々に希望を与えます。また、"僕"との交流を通して、成長していく姿も見逃せません。

3. 読書感想

私は、この作品を読んでいる間、ずっと桜良の強さに圧倒されていました。余命宣告を受けながらも、決して希望を捨てず、周りの人々に笑顔を振りまいていた彼女の姿は、とても眩しく感じました。また、"僕"との交流を通して、少しずつ心を開いていく様子にも胸を打たれました。

特に印象に残っているシーンは、桜良が"僕"に「私の膵臓を食べてほしい」と伝える場面です。この言葉には、彼女自身の死を受け入れ、"僕"と共に生きていたかったという想いが込められているように感じました。

この作品は、命の大切さや生きる意味について考えさせられるだけでなく、青春の甘酸っぱさや切なさも味わえる、とても素敵な作品です。まだ読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。

4. 映画感想

2017年に公開された実写映画「君の膵臓をたべたい」も、原作の魅力を存分に表現した作品でした。浜辺美波さん演じる桜良は、原作のイメージそのままに明るく前向きで、北村匠海さん演じる"僕"との掛け合いも見事でした。

特に印象に残っているのは、桜良が"僕"に病状を打ち明けるシーンです。原作同様、このシーンは非常に切なく、涙なしには見ることはできませんでした。

映画は、原作の内容をほぼ忠実に再現していますが、"僕"の友人である京子やガンバレッド先生など、原作には登場しないキャラクターも登場します。また、映画オリジナルのシーンも多く、原作とは違った視点から物語を楽しむことができます。

原作ファンの方にも、初めてこの作品に触れる方にもおすすめできる映画です。


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