日々是好日~日常の出来事と時事ネタ~

日常の出来事や、時事ニュースに関する私の考えなどを気ままに綴ったブログです。

紙面の向こう側:新聞奨学生の思い出①新聞奨学生への一歩

学生時代、私は3年間新聞奨学生として活動していました。この制度は、新聞店で働きながら新聞社から奨学金を得て学業を続けるもので、主に大学生や専門学校生が対象です。かつては予備校生も含まれていました。

私の仕事は、朝夕の新聞配達、折込作業、そして集金でした。集金は地域によっては行われないこともあります。また、拡張と呼ばれる営業活動もあり、これは顧客に購読を続けてもらうための契約更新や新規顧客獲得を目的としたものです。

勤務時間は、朝刊が3時から6時、夕刊が15時から17時でした。朝刊の前には新聞にチラシを挟む作業がありました。私がいた店舗では夕刊にも週に一度程度チラシを挟む作業がありました。折込作業は曜日によって異なり、チラシの量は木曜日と金曜日は週末に向けて多くなり、作業には2~3時間を要することもありました。特に連休前は深夜まで作業することもありました。

集金は夕刊配達後に行い、昼間は学校に通っていたため、この時間帯に行うことはありませんでした。集金専門のスタッフによると、昼間は留守がちな家庭が多く、夜間の方が効率的だったそうです。

その他にも、顧客へのプレゼントや懸賞品の配達、新聞の配達忘れがあった際の対応など、様々な雑務がありました。休日は基本的に週に一度で、店舗によって異なります。

新聞奨学生について知ったのは高校3年の時でした。高校の進路指導室で大学案内の本を見ていると新聞奨学生の広告があり、初めて知りました。

私は、両親の離婚により母子家庭で育ち、母は体が弱く働けなかったので、ずっと無職でした。生活保護を受けながら育ち、進学のための費用を準備する余裕はありませんでした。進学を望んでいた私は、新聞社の奨学生募集を知った時、返済不要の奨学金を得ながら学べるこの制度に魅力を感じました。

母と相談の上、新聞奨学生としての道を選び、大学進学を目指しました。4つの新聞社から資料を取り寄せ、長年家で購読していた新聞社を選びました。学費割引のある学校を受験しましたが、1年間の浪人を経て、新聞社が運営する予備校に通うことにしました。奨学金の範囲内で学費を賄えるため、自己負担はありませんでした。

応募は奨学会に電話で行い、面接を経て奨学生として採用されました。面接はカジュアルな雰囲気で、担当者も親しみやすかったです。研修日程と配属先の通知を受け、研修を経て新聞店舗に配属されました。これにより、私の生活は大きく変わりました。