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【原田ひ香】「ミチルさん、今日も上機嫌」の感想とおすすめポイント【読書感想文】

今回は原田ひ香さんの小説「ミチルさん、今日も上機嫌」の感想とおすすめポイントを紹介したいと思います。

「ミチルさん、今日も上機嫌」は、バブル時代を経験した45歳の女性ミチルが、恋愛や仕事、人生の岐路に立たされながらも前向きに生きていくハートフルストーリーです。

ミチルは、若い頃は美人でモテて仕事もできて、バブルの恩恵を受けてきた女性です。しかし、バツイチになり、彼氏にフラれ、仕事も失ってしまいます。そんな彼女が、チラシのポスティングのアルバイトを始めることから、新しい人生のスタートを切ります。

この小説のおすすめポイントは、以下の3つです。

バブル時代のエピソードが面白い

ミチルは、バブル時代のエピソードを回想しながら、自分の過去と現実を比較していきます。例えば、彼氏に高級ブランドのバッグをプレゼントされたり、飲み会で男性におごってもらったり、海外旅行に行ったりといった話です。これらのエピソードは、バブルを知らない世代にとっては驚きや興味を持つことができますし、バブルを知っている世代にとっては懐かしさや共感を覚えることができます。

ミチルの成長が感動的

ミチルは、最初はバブルの頃が忘れられず、自分の価値観やプライドが高く、現実を見ていませんでした。しかし、ポスティングの仕事を通して、様々な人と出会い、人生の先輩たちから教えられたり助けられたりしながら、自分の立ち位置や幸せの形を見つけていきます。ミチルが、自分の強みを活かして仕事にやりがいを感じたり、元夫や元彼との関係を清算したり、新しい恋に挑戦したりする姿は、とても感動的です。

登場人物の暖かさが心地よい

ミチルの周りには、彼女を応援してくれる人たちがたくさんいます。ポスティングの仕事で知り合ったおばあさんやおじいさん、代行事務所で働く同僚や上司、ミチルの友人や家族などです。彼らは、ミチルにアドバイスをしたり、励ましてくれたり、笑わせてくれたりします。ミチルも、彼らに感謝したり、助けたり、仲良くなったりします。登場人物たちの暖かさが、ミチルの人生を明るくしてくれます。

以上が、「ミチルさん、今日も上機嫌」の感想とおすすめポイントでした。この小説は、バブル世代の女性にとっては共感できる部分が多く、他の世代の人にとってはバブルの時代を知ることができる作品です。ミチルの人生に寄り添って、笑ったり泣いたりしながら読んでみてください。