2024年10月に奈良市北之庄町にオープンした「麺屋7.5Hz 奈良北之庄店」。高井田系ラーメンの代表的な店舗が15年ぶりに奈良県へと戻ってきました。

大阪を中心に人気を集める高井田系ラーメンを味わえるお店の再上陸とあって、ラーメン好きの間でも話題です。
かつては磯城郡田原本町に「奈良田原本町店」が存在していましたが、2008年のオープンから約1年後の2009年に閉店。そのリベンジとも言える「奈良北之庄店」にて、私はチャーシュー麺の大サイズを注文してきました。

高井田系ラーメンは濃い醤油味が特徴で、「麺屋7.5Hz」はその本格派の味わいを提供することで知られています。スープは濃い色合いのダークブラウンで、見た目は塩辛そうに見えるものの、実際にはまろやかで醤油の旨味が引き立つバランスの良い味です。スープは鶏ガラベースで、醤油ダレのコクが感じられるため、濃いめの味が好きな方にはぴったりでしょう。また、太めのストレート麺がスープをよく絡め、歯ごたえと風味の両方が楽しめます。

今回注文したチャーシュー麺の大サイズには、チャーシューの他にメンマ（竹の子）と荒切りネギがトッピングされていました。特にこの荒切りネギは高井田系ラーメンの特徴の一つで、シャキシャキとした食感とネギの風味が醤油の濃厚なスープとよく合います。チャーシューは脂が程よくのった柔らかいものがたっぷりと乗っており、食べ応えも十分です。

スープは醤油の香りが広がり、ダシと醤油の深みが口の中で溶け合う絶妙な味わい。太麺はもちっとした食感で、しっかりとスープを絡めてくれます。メンマは噛むとほんのり甘さがあり、荒切りネギの爽やかさも加わって、最後まで飽きることなく食べ進められる一杯でした。

私が訪問したのは平日の14時頃、ランチタイムが過ぎた時間帯でした。そのため、並ぶことなくすぐに店内に入ることができました。店内は落ち着いた雰囲気で、スタッフの接客も丁寧で、初めての訪問でも安心して利用できる空間です。

「麺屋7.5Hz 奈良北之庄店」のチャーシュー麺は、濃厚な醤油スープと荒切りネギ、太麺が絶妙に調和した本格的な高井田系ラーメンでした。具材のチャーシューやメンマもたっぷりで、食べ応えも十分。15年ぶりの奈良県再上陸ということで、これからも多くのラーメンファンに愛されること間違いなしです。高井田系ラーメンの深みある味を奈良で体験したい方は、ぜひ一度訪れてみてください。

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