先日、奈良県奈良市にある入江泰吉記念奈良市写真美術館を訪れました。JR奈良駅から奈良交通の市内循環バス(外回り)に乗り、「破石町」で下車。そこから約10分ほど歩いて、美術館に到着しました。今回は、現在開催中の展覧会『入江泰吉「大和し美し」』と『中西敏貴「The New Land」』を観覧し、ハイビジョンギャラリーと資料閲覧室も利用しました。
入江泰吉「大和し美し」展
まずは『入江泰吉「大和し美し」』展から。入江泰吉氏が撮影した大和路の美しい風景や歴史的な遺構が展示されており、四季折々の自然の表情を捉えた作品が並んでいました。特に印象的だったのは、春の桜や秋の紅葉を背景にした古寺の写真です。これらの作品は、大和の自然と文化が見事に調和していることを感じさせてくれました。
中西敏貴「The New Land」展
次に『中西敏貴「The New Land」』展を観覧しました。この展覧会では、北海道を舞台にした2つのシリーズ「オプタテシケ」と「地と記憶」が展示されています。「オプタテシケ」では、大雪山の風景をモノクロームで表現し、自然の音や感覚を捉えた作品が並んでいました。一方、「地と記憶」では、オホーツク文化をテーマにした風景写真が展示されており、緻密な調査を基にした作品が印象的でした。
ハイビジョンギャラリー
ハイビジョンギャラリーでは、入江泰吉氏の作品を高精細な映像で鑑賞することができました。映像には作品の解説も付いており、入江氏の視点や撮影背景について学ぶことができました。特に、奈良大和路の風景が美しく映し出されており、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができました。
資料閲覧室
最後に資料閲覧室を訪れました。ここでは、約4,000冊の写真集や写真関連書籍が自由に閲覧でき、入江泰吉氏の作品に関する資料だけでなく、国内外の写真家の作品集や写真技術に関する書籍も多数所蔵されています。写真に関する知識を深めるのに最適な場所で、時間を忘れて読みふけってしまいました。
まとめ
コメント